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相続人からの過払い請求その5
相続人からの過払い請求その5

「あとはどうしたらいいですか?」
「まずは、新たにわかった相続人のDさん、Gさん、Hさんに今回の権利の相続人であることを伝えて、その権利を承継(うけつぐ)するか放棄するか意思の確認をしましょう。」
全員が権利を取得すると相続分はどうなりますか?」「法定相続分で言うとお母さまのJさんが6/12、Aさん、Bさん、Cさん、Dさん、Gさん、Hさんがそれぞれ1/12となります。」

「もし、Dさんとかに連絡がつかなかったりするとどうなりますか?」「例えば、Dさんが居場所がわからない場合、住民票上の住所に存在していない場合、従来の住所、居所(住所ではないが居住している場所、例単身赴任者等の一時的な居住地等)を去り容易に戻る見込みがない者(法律上、不在者という。民法25条)であれば、「不在者の財産管理人」という管理者を利害関係人や検察官から家庭裁判所に選任するよう申し立てる事ができます。その管理人をDさんの権利を行使できますから、その管理人に相続の件を確認することになります。」
「Dさんとかに連絡取りたい場合は、戸籍の住所に連絡するのですか?」
「戸籍謄本の本籍地は行政(市区町村)上の所在地の表記とは異なるので、住民票の住所を見ないといけません。」「住民票上の住所はどうやって調べるのですか?」「それは戸籍の附表をとれば、そこに住民票の住所の記載があります」

その後、

「なんとか苦労して連絡取れました。Dさんは(相続分を)放棄するって言いました。Gさん、Hさんは相続するって言いました。」
「それでは、Dさんの権利の放棄の書面を作ってもらってもいいですが、相続人全員で遺産分割協議したうえで、『遺産分割協議書』を作成してもいいです。」「Gさんは北海道、Hさんは鹿児島、Dさんは長崎に住んでるのですが・・・」
「一同に会さなくても書面をまわしてもいいですから」
「遺産分割協議書ってどんなこと記載しなくちゃいけないのですか?」
必要なことは、①遺産を特定(具体的に○○の権利、もしくは現金○円、○○の土地等のように表す)②被相続人の記載(亡くなった方)③相続人全員が協議に参加していること④相続人の取り分等を記載しなければいけないですね」「?・・・・・・」

[2012/06/30 19:15 ] | 過払い請求 | コメント(0) | トラックバック(0)
相続人からの過払い請求その4
相続人からの過払い請求その4

「順番はどうやればいいですか?」「まず、お亡くなりになったところの役所で生前の戸籍をとった場合、冒頭に「○年○月○日○○市役所から転籍届出」と書かれてあれば、その役所にいって戸籍を取得する、その戸籍にまた冒頭にかかれてある役所に取りに行くとさかのぼっていきます。」

その後、しばらくして・・・・
「戸籍とってきました。大変でした。父の戸籍を全部揃えると12枚になりました。」
「戸籍の様式は何度か改正されているので、現在の戸籍、改正される前の戸籍(改正原戸籍)等を集めないといけないので、1通ですまない場合が多いのです。まして、何度か本籍の転籍された方は、その都度戸籍が変わりますから更に多くなります。」
「様式が変わったといっても従前の記録は全て新しいものに移ってないんですか?」「全てが移ってないです。改正時○市に戸籍があって現時点のデータはありますが、それ以前の記録は改正前のものに載ってるので、改正後のものではわかりません」

「お父様の戸籍を見ると、現在のお母様と結婚する前に、他の方と結婚、離婚されてますね。」
「そうなんです。私もはじめて知りました」「そのときのご子息がDさん、Eさんがいらっしゃいますね。そうするとまた、Dさん、Eさんの戸籍も取らないと・・」「前妻のFさんはとらなくていいんですか?」「前妻はお父様の相続人とならないから取らなくていいです」

「とりましたよ。Dさんのと、そしてEさんは亡くなってるみたいですよ。」「どれどれ、そうですね。Eさんはご結婚してらして、ご子息がいらっしゃいますね。亡くなった日がお父様の亡くなった日より、後ですね。その後ご子息が生まれてますので、このGさん、HさんがEさんの相続人であり、お父様の(過払い請求の)権利のうちEさんの取得分を相続しています。」「Eさんの奥さんのIさんは相続人にならないのですか?」「お父様がお亡くなりになる以前に離婚しているので、相続人とはなりません」

「それでは、また、Gさん、Hさんの戸籍を取らないといけないのですね」「そうです」

「とりました。これで全相続人が出揃ったわけですね」
「お父様の戸籍の全記録を見ると・・・・そうですね。これで全員です」
(続く)
[2012/04/28 14:39 ] | 過払い請求 | コメント(0) | トラックバック(0)
相続人からの過払い請求その3

相続人からの過払い請求その3

「それでは、過払い金を請求する場合に訴訟になった場合ですが、なくなられた方の相続人全員」から請求する場合①と相続人全員で話し合って特定の人に権利を承継してもらって(遺産分割協議)
その人から請求する場合②
また、①の場合、ある特定の人を訴訟手続きを遂行していく人として指定して手続きを進めていくようにする場合(選定当事者、民事訴訟法30条1項)、また、事情により、自分の取り分のみの権利について自分のみで訴訟を提起する{相続財産が可分(金銭等)の場合、不可分の場合(例えば「飼っていた猫」とか分けることができない場合)は原則全員からの請求が必要}等いろいろあります。
また、業者に訴訟前に請求する場合は亡くなった方の亡くなった事の請書(除籍謄本)
そして亡くなった方の全相続人からの請求かどうかの確認のためになくなった方が生まれてから亡くなるまでの、全戸籍謄本が必要です。」
「生まれてから死ぬまでの全部の戸籍が必要案ですか?」「そうです。一部の戸籍謄本だけだと相続人が全部揃ってるのかわからないし、後から「私は相続人だ」と出てきた場合に権利関係(に基づく配当)をもう一度やりなおさないといけなくなります。
」「父は、○○県で生まれて○○県に移転してその後○○都で死亡したので、それでは、3つの県から戸籍をとらなくちゃいけませんね。」「転籍手続きを移転の都度していればそうなります。また、婚姻により新たに戸籍を作ったりした場合に戸籍が増えることになります。」
「そして、その全ての戸籍が揃ったら、その戸籍を読んで、(何度か)結婚しているかまた結婚していないけれども他にこどもがいないかを調べます。」「結婚してないばあいにこどもがいたら、戸籍に載るんですか?」「そうです。婚外子のことですが、法律上は被嫡出子といいます」「そしてAさん、Bさん、Cさん以外にご子息がいた場合、そのご子息がどうなっているか戸籍を取っていきます。例えば、死亡していたり、他の人の養子になっていたりとか、現在存命中かどうかわかります」「私でも他の相続人(異母兄弟)の戸籍を取れるんですか?」「お互い、相続人同士だし、血縁関係があるので、役所で取得が可能ですが、現在、個人情報に関する保護が厳しくなっていて、役所によっては、直系血族以外の親族(親子以外の身内、兄弟とか)の戸籍は取得できない役所もあるようです。(以上は司法書士の経験から、役所によって依頼者が同一でも取得できない役所、できる役所がある)
事前に役所に問い合わせてください。(続く)
[2012/02/26 19:07 ] | 過払い請求 | コメント(0) | トラックバック(0)
相続人からの過払い請求2
相続人からの過払い請求
相続人からの過払い請求その2

受任通知は、通常取引履歴の開示請求も同一書面に記載されていて、取引履歴の開示請求書ともなる。
亡くなった方が死亡したことを証する書面を添付して相続人名義で取引履歴の開示請求ができる。
具体的には亡くなった方の除籍謄本と、請求者が相続人であることを証するために(請求者兼相続人の)戸籍謄本を添付する。

ある程度目安をつけた業者から、亡くなった方の取引履歴が送られてきた。
履歴を引き直し計算したところ、過払い金が算定された。
最終取引日は、10年近くまえだが、時効が完成するまで、あと、半年くらいある。
ぎりぎりセーフ、やれやれだ。

相続人からの過払い請求をするにあたって

相続人の方から詳しくおはなしをきく。
「お父様の相続人はAさん(依頼人)以外にいらっしゃいます?」
「相続人てどこまでですかね?」「Aさんはご兄弟はいらっしゃいますか?」「はい、姉(B)と弟(C)がいます」「お母さまはご健在ですか?」
「はい」「それでは相続人の方は、お母様とAさん、Bさん、Cさんとなります。ご兄弟とお母様との間で今回の過払い金の取り分について話し合ってますか?」
「いえ、特には、・・・話し合って決めないといけないのですか?」
「相続人同士で自己の取り分について話し合って決めることもできますし(遺産分割協議)
法定の相続分どおりで各自の(法定の)取り分で納得するということ(法定相続)もできます。」
「法定だとどうなりますか?」「お母様が1/2、Aさん、Bさん、Cさんがそれぞれ1/6づつということになります」「母や兄弟と話してみます
その後の展開はどうなりますか?」
(続く)

[2012/02/03 21:11 ] | 過払い請求 | コメント(0) | トラックバック(0)
相続人からの過払い請求その1
相続人からの過払い請求その1
本日から複数回に分けて事務所受任事件の中から債務整理の事例を
説明しながらお送りします。
お客さんからの電話
「すいません、ちょっと聞きたいんですけど
亡くなった父が、消費者金融からお金を借りてたみたいなんですけど、これって過払い請求できるんですか?」「勿論できますよ。少し詳しく話してください。お父様が最後にお取引をした時期はわかりますか?」
「ちょっとわかりません。相手の業者も正確にはわからないんです。」
「お亡くなりになったのはいつですか?」「亡くなったのは5年ほど前です。」
「最終取引日から10年以内であれば原則請求できます。」(最終取引日から10年経過すると法的に消滅時効が完成してしまい、請求する権利が無くなってしまう)
「面談して詳しくご相談にのります。」
(その後、上記の依頼人から委任を受けた。)
「相手方が正確にわからないんですけど。」
「やみくもに受任通知(貸金業者に特定の依頼者から債務整理を委任されたことを通知する書面、受任通知が業者に到達すると業者は貸金の請求を本人に対して行うことはできなくなる)司法書士が債務整理を発送するわけにもいかないんで、何か業者がわかるような書面資料とか残ってないですか?」
「書面は全く残ってなくて、ただ、大手の業者で有名な会社です」
「唯一わかっていたのが武○○なんですけど、こちらは、TV見て自分で直接連絡しました」
「ア○○ですか?」「違います」「プ○○スですか?」「あ、そうです。」
「あと、私が電話を受けた会社で信販会社なんですけど」・・・
だいたいのやりとりで、ある程度貸金業者は特定できた。
後は受任通知発送だ。(続く)

[2012/01/21 09:19 ] | 債務整理 | コメント(0) | トラックバック(0)
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