スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[--/--/-- --:-- ] | スポンサー広告
第36回 事務所日記 ある日突然訴えられたら その6
「先生、実はまだ教えて欲しいことが・・実は、あと2,3社借りていた
んですがそれも7年以上経過してるんですが訴訟は提起されてませんが、
ときどき督促はくるんですよ。
なんとかなりませんかね。」
「時効が完成しているのなら、 「消滅時効援用通知」を送ればよい」
「援用通知を相手方が認めればいいんですか?」
「時効の援用は、一方的に相手方に主張をすれば、時効が完成するので、
送って相手方に到達すれば
その時点で権利が消滅するといううことになりますね。」
「じゃー電話でもいいんですか?」
「理論的には可能だけど、相手方が後から「そんなこと聞いてない」
「いったでしょう」ということにならないように記録が残る
「内容証明郵便」で送るのが一般的ですね」

[2010/08/30 00:56 ] | 事務所日記 | コメント(0) | トラックバック(0)
第34回 事務所日記 ある日突然訴えられたら その4
「もし、消滅時効の主張をせず、判決で借金が認められるとどうなるん
ですか?」
「時効で消滅していたはずの債権が法律上認められて確定してしまう。
だから、債権者が、消滅時効の期間が経過している債権も訴訟提起して
法律上認められた債権にして判決もでているので支払わなければ強制執
行が可能になる、しかも判決で確定してしまうと本来商事債権で5年で
消滅するはずなのが10年の消滅時効になる。」
「判決が出ると、時効期間が2倍になるんですか?」
「商事債権についてはそのとおりの結果になる」
「強制執行ってどうなるんですか?」
「話が脱線するけど、簡単に話すと、Aさんの場合、借家住まいで資産
もないけど、働いて給料もらってるから給料が差押えられる可能性はあ
りますね。」
「給料なんて差押可能なんですか?」
「その人の生活とかあるから4/3までは差押できないとか制約はあるけどね」
[2010/08/14 22:29 ] | 事務所日記 | コメント(0) | トラックバック(0)
第33回 事務所日記 ある日突然訴えられたら その3
商事債権は、商法522条により5年で消滅するとされているから、Aさんの債務は
既に消えてるんですよ」

「えー、しかし、それじゃー、何で権利が消滅していて無効なはずなのに、なぜ、訴訟
ができるんですか?訴訟を提出した時に、5年以上経過していることは裁判所はわかっ
てますよね。」

「それは、消滅時効というのは自動的に消滅するのではなく、
権利を主張して初めて消滅する」という考えで民法が定めている
(民法145条 時効は、当事者が援用しなければ、裁判所がこれによって裁判をする
ことができない。) ので、消滅時効の権利を主張しないと、消滅したと裁判所は認めない
わけですよ」
時効の権利を主張することを「時効の援用」といいます。
「それだと、僕らみたいに法律のことを詳しく知らない人は、背負わ
ないでもいい借金をせおったことになるんですか?」
「たしかに、Aさんのいうとおり、法律には非情にも思われるような
厳しいところはある。法律の諺で、「権利の上に眠る者は保護されない」
というのがある。また、権利が消滅するということは権利者にとって
大変な苦痛を伴うものであるし、また、「借金はかえさなくていいてい
われたって、わしは借りたものは返すってのが信条なんだい!」という
方の考えも尊重するってのが趣旨なんでしょうか」 続く
[2010/08/07 20:32 ] | 事務所日記 | コメント(0) | トラックバック(0)
第32回 事務所日記 ある日突然訴えられたら その2
ところで、Aさんに請求された請求の取引状況をよくみると、最後の取引から7年
たっていました。
「そんなに前の取引なんで、正直忘れてました。やっぱ、払わなきゃいけないんで
すよね
しかし昔なんで利息もけっこうついて苦しい。まーいままでほっといた自分がわる
いんですけど」
「いやいやAさん、はらわなくていいんですよ。」
「えーそうなんですか?なぜですか?訴訟提起されてるのに払わなくていいんです
か?」
「実はAさんの債務は、既に時効で消滅しているんですよ」
「な、なんですか、その時効って?」

消滅時効とは一定期間、権利が行使されないと権利が消滅する民法で定められてい
る制度です
「だから、Bカード会社が持っているAさんに対する債権(Aさんに貸し付けてい
るお金を返せという権利)も時効で消滅するんですよ。」
「それは何年で消滅するんですか?」
「一般的には、債権は10年で消滅になるんだけど、Bカード会社は会社(法人)
なんでBカード社が有する債権は商事債権となります。
(商法503条2項)
[2010/08/02 00:28 ] | 事務所日記 | コメント(0) | トラックバック(0)
第31回 事務所日記 ある日、突然訴えられたら・・その1
ある日、当事務所にAさんから電話がありました。
以下の話はAさんからの依頼について、わかりやすくQ&A式でお話させていただきます。
ある日の平和な午後
  Aさんは、貸金業者からお金を借りていましたが、返せない状態が続いていました。
  ある日、郵便配達の人が「裁判所からの特別送達です」と封書を持ってきて、受取の押印
  を押して、受け取りました。
  封を開けると中には、「訴状」がはいっていて、同封の説明文によると、あなたに訴訟が
  提起されました。○月○日に○○裁判所に出頭してください。
  同封の答弁書に必要事項を記載して提出せず、期日に出頭しない場合は、訴えている相手
  方(原告)の主張が認められて、法律上の支払義務が生じ、相手方から、給料やあなたが
  所有している自動車等の資産に対して差押がされる可能性がありあます。
  概ね、そのような内容が記載されていました。
  訴状をみると、訴えた人(原告)はAさんが昔カードでお金を借りて支払日に支払わず、
  そのままになっていた、そのカード会社でした。
  身に覚えのある借金だったので、納得はしましたがしかし、突然の訴訟にただ驚くばか
  りです。
  「どうしたらいいんだろう」途方にくれるAさんです。
  同封の説明文にもかかれているとおり、Aさんが訴訟に対して何もせず、ほっておくと、
  相手方の請求権が法律上認められた形になり、いわゆる債務名義(債権が存在しますよと
  いうことを証明する公文書のことで、必要な手続きをとれば、強制執行(強制的に債権の
  実行をする。資産である自己所有家屋や自動車、給与等が差押になり、債権者が換価され
  た金額を債権の弁済として受領することができるのです。)ができるようになります
[2010/07/25 21:13 ] | 事務所日記 | コメント(0) | トラックバック(0)
<<前のページ | ホーム | 次のページ>>
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。