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消滅時効についてQ&A第1回
みなさん こんにちは

長い間、休止していましたがひさびさに再開したいと思います。

今回から、当事務所のホームページでも公開している債務整理に関する事象で、当事務所での過去の相談や依頼の事例の中から、質問の多かった事項についてQ&A形式でご紹介します。

今後とも、みなさんの役に立つ情報を提供したいと考えていますので、宜しくお願い致します。
再開の初回は、消滅時効についてのQ&Aについてです。

消滅時効とは、定期間、権利が行使されないと権利が消滅する民法で定められている制度です
   貸金業者から借入をし、最後に返済したとき又は最後に借入をしたとき   (どちらか遅いときから)5年以上経過 した場合は消滅時効が完成している可能性があります。 
    最後の返済又は最後の借入から5年以上経過していて、その間に「時効の
   中断」となるような事実がない限り、 消滅時効が完成することになります。
Q1 
私は、借り入れも返済もどちらか遅いときから5年以上前で、それ以降は借り入れも返済もしていません。
消滅時効は完成していますか?
    A 
消滅時効が中断されていなければ、消滅時効が完成している可能性があります。
「消滅時効の中断」とは、進行している時効の期間が中断されることで、     
中断された時効期間はその後、再びゼロからスタートすることになります。
時効の中断になる場合については、民法147条に「中断の事由」として定められています。  
下記の行為がなされた場合に時効が中断されます。  
      1、請求
      2、差押、仮差押、仮処分   
      3、債務の承認    

      請求とは裁判上の請求ということになります。    
      訴訟を提起することが必要です。    
      訴訟提起以外にも下記の手続きでも有効です。
    
      支払督促(民法150条)    
      和解または調停の申立(民法151条)   
      破産手続参加、再生手続き参加、更生手続き参加(民法152条)   
      訴訟を介さない請求は「催告」となり催告した後の6ヶ月以内に下記の手続きをした
      場合に時効の中断となります。(民法152条)
      1、裁判上の請求  
      2、支払督促の申立  
      3、和解の申立   
      4、民事調停法、家事事件手続法の調停申立    
      5、破産手続参加、再生手続き参加、更生手続き参加 6、差押、仮差押、仮処分
 
具体的事例を用いて説明しましょう。
事例1
Aさんは2010年5月1日貸金業者Zから20万円を借入、 2011年6月1日に借入金の一部である10万円を返済しました
そのまま何事もなく(返済も借入もせず)、2016年6月1日が経過しました。
Aさんは2016年6月2日の時点で消滅時効を主張することができます。
事例2
Bさんは2010年2010年5月1日貸金業者Xから20万円を借入、 2011年6月1日に借入金の一部である10万円を返済しました
しかし、消滅時効が完成する前の時点である2013年5月1日、貸金業者 XからBさんを被告として裁判所に貸金返還請求の訴えが提起されました。
訴訟の結果、Xが勝訴し、2013年7月1日に判決が確定しました。
Bさんは2016年6月2日に消滅時効を主張しましたが、「時効の中断」により、 Bさんの主張は認められませんでした。
ちなみにBさんの消滅時効の完成の時期は、判決の確定した日から10年後の 2023年7月2日となります。

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[2016/06/08 17:56 ] | 債務整理 | コメント(0) | トラックバック(0)
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