みなさん こんにちは、しばらく配信ができずにすいませんでした。 今日からは事務所日記を聞いてください。 事務所日記 消滅時効完成を妨げる その1 今日(3月25日)は、ひさしぶりに「事務所日記」(これが本来のこのブログの姿なんですが) をドキュメンタリー番組風で聞いてください 今日は、あわただしい日でした。 早朝からA社に電話(当事務所のお客さんZさんの件で) A社の(当事務所のお客さんのYさん)担当の○○ という失礼なやつに怒っていたので (話の途中でガチャンと電話切るやつ) 最初から強気、 「今日、約束の開示予定日ですが、どうなってますか?」 女性「すいません、今日、ムリです。月曜日になります」 忘れたが文句をいっぱい言った。 「ちょっと待ってください」 男性「代わりました」 また、文句をいっぱい言う 「すいません、データの記録が~で倉庫に~で、今、計算しているとこなんですが・・・」 「2ヶ月間、計算やってたわけじゃないでしょう。そっちが、今日を指定したんですよ。 ほんとは、2ヶ月も待ちたくないんだけど、約束どおり待ってたんですよ」 「外の件数もいっぱいあって~いいわけいいわけいいわけ・・がいっぱい」 「ムリなことは言いませんから、できるだけ、今日中にしてください。 僕もいつもはここまで言わないんだけど、前に過払いの件で失礼な担当がいたので・・・」 関係ないけど。(言われてる人はいい迷惑) ということで、「努力します」とのことで、終了 その後、B社から訴訟になってる案件で電話(これはXさんの案件) そのままの勢いで「和解?このまえ、条件出してますよね。」「しかし、これじゃー」 「こっちは、判決だしてもらうつもりですよ、分断も争います、他も徹底的に争いますよ」 「先生、どうしたんですか?」 ふと冷静・・・ 「ちょっと別件で・・あなたとは関係ないので」 B社の提案の金額に上乗せして、和解成立
その後も、破産申立案件やら、急ぎの案件やってるなか、午後FAXが・・・ 「あ、すごいA社の人努力してくれたんだ、来てる」 「ちょっと、今、急ぎの引き直し計算がいっぱいあるから、あとでやるしかない・・」 なにげなく履歴をみてると、(今、考えると何気なく見てなかったらどうなっていたか、・・ゾゾーとします) 「げ、これって、消滅時効、完成?あさって?なんと最終取引日が!!! 2001年3月27日「つまり、あさってってことだよな。、いや、なんか不安な気がするのは、・・ あさっては、日曜日じゃん。すると、明日から、金融機関は休みにはいるわけで、 今日しかない、時効中断通知送るのは、・・・」 「ってことは、今日郵送で送るのはムリだし、(今日郵送で送っても今日到達するのはムリだし)」 「しかし、過払いでてんのか?残がのこってるし、過払いか残ありか不明だから、計算するしかないな、 他のは、あとだ、とにかく、計算」 注釈1:僕のやっている業務は、簡単に言うと貸金業者から金銭を借りている人の返済を楽にしている 業務です。なぜ、楽になるかというと銀行を除くほとんどの貸金業者は、昔、法律で定められている 利息以上の金利設定でお金を貸していました。 そして、法律で定められている金利に計算しなおすと、債務額が減ったり、逆に払いすぎた利息分を 返還請求できるのです。 注釈2:その返還請求も時間のリミットがあります。 民法に「消滅時効」という制度があって、簡単にいうと、請求しないまま、10年以上経過すると 請求できなくなる。ということです。 現在、最高裁の判例が時効起算点を示していて、「最終取引日から10年以上経過すると 時効で請求する権利が消滅してします。(もっとも、これは、時効で消滅しているということを 主張して、この権利を用いるということを言うなければいけませんが、「時効の援用」という) (権利により時効の期間は異なります。民事上の債権は10年、商事債権は5年と決まっています。 民法に定められています) 続く
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