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第33回 事務所日記 ある日突然訴えられたら その3
商事債権は、商法522条により5年で消滅するとされているから、Aさんの債務は
既に消えてるんですよ」

「えー、しかし、それじゃー、何で権利が消滅していて無効なはずなのに、なぜ、訴訟
ができるんですか?訴訟を提出した時に、5年以上経過していることは裁判所はわかっ
てますよね。」

「それは、消滅時効というのは自動的に消滅するのではなく、
権利を主張して初めて消滅する」という考えで民法が定めている
(民法145条 時効は、当事者が援用しなければ、裁判所がこれによって裁判をする
ことができない。) ので、消滅時効の権利を主張しないと、消滅したと裁判所は認めない
わけですよ」
時効の権利を主張することを「時効の援用」といいます。
「それだと、僕らみたいに法律のことを詳しく知らない人は、背負わ
ないでもいい借金をせおったことになるんですか?」
「たしかに、Aさんのいうとおり、法律には非情にも思われるような
厳しいところはある。法律の諺で、「権利の上に眠る者は保護されない」
というのがある。また、権利が消滅するということは権利者にとって
大変な苦痛を伴うものであるし、また、「借金はかえさなくていいてい
われたって、わしは借りたものは返すってのが信条なんだい!」という
方の考えも尊重するってのが趣旨なんでしょうか」 続く
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[2010/08/07 20:32 ] | 事務所日記 | コメント(0) | トラックバック(0)
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